秋月 かすみ

作品:魂響


魂響 〜円環の絆〜』はいいキモウトゲーでした。
2007年のキモウトといえば七海が有名ですが、那美も決して劣ってはいません。
しかし、今回は無印版の魂響について紹介したいと思います。
クソゲーとか地雷とか言われている本作ですが、全くその通りです。
この黒歴史のせいで円環が不当な低評価を受けたり、那美が2007年実妹人気投票に出場できなかったりと悪いことばかり。
魂響の問題点については割愛しますが、『魂響 〜円環の絆〜』はシナリオが一から書き直されています。
設定だけ借りた別物と言っても過言ではありませんので、誤解なきよう。


そんな魂響無印ですが、円環に比べ良いところもあります。
それは兄に恋する実妹と義妹の修羅場を書いた作品であること。
義妹のかすみは自分が義理であることを前面に押し出して那美と張り合います。
そして、それは兄を巡る殺し合いに発展……そこでかすみの名セリフが炸裂します。
「血のつながった兄のことを愛している?
 まさかね?
 普通に考えなさいよ。
 そんな女……
 気持ちが悪いだけじゃない」


そう。実兄に恋してる妹なんて、はっきり言って気持ち悪い。
だがそれがいい