当真 未亜

元祖キモウト様。
キモウトについて書き綴る」と銘打った以上、まずは彼女に敬意を表しましょう。


作品:Duel Savior
主人公・当真大河のギモウト。
普段は調子者の兄をフォローする出来た妹ですが、本人ルートではキモウト化します。
薬を使って逆レイプ、敵地で味方を見捨てるよう進言、ジェノサイドなどやりたい放題。
特にツンデレヒロインであるリリィには敵意をむき出しにします。


「ずるいよね…ずるいよね…? ずっと嫌いだって言ってたくせに…」
「未亜なんかより、10年以上も後から割り込んできたくせに…」

キモウト様によるツンデレ批判&割り込み禁止宣言。
長くともに暮らしてきた兄妹だからこそいえるセリフです。
ぽっと出のヒロインと一緒にしてもらっては困りますね。
まあ、この理屈が通るなら双子でない妹は姉に勝てなくなるのですが…。


「リリィさんの…匂いがする。体中に、ついてる…未亜の、匂いを、つけたはずなのに…
 リリィの…匂いがするッ! お兄ちゃんの体中から、あの女の匂いがするよッ!! 」

キモウト』が現在の意味で使われる契機となった、あまりにも有名なセリフ。


何かとネタにされることが多い未亜ですが、他のキモウトに比べると精神的にはまともな方です。
むしろ、倫理観や一般常識に囚われているからこそ自分の本心に耐え切れず壊れてしまったのでしょう。
仲間を裏切り、親友を切り倒し、悲壮な覚悟で妹の下に駆けつけた主人公とのやり取りは必見。


「なら…未亜はお兄ちゃんを、殺すね」
「だからお兄ちゃん…死に物狂いで抵抗して…そして、もし、できるのなら…」
「未亜を…殺してほしい」


ノーマルエンドでは主人公は未亜を殺した後、自決。
トゥルーエンドでは主人公は未亜の全てを受け入れます。
未亜から罪の記憶を消し、自分だけで未亜の罪を背負って生きてゆく。
兄としての度量の広さを感じられる良エンドです。


リニューアル版のDSJでは、ハーレムルートが追加され未亜が実妹になっていますが
キモウト的に見るものはありません。無印版で十分です。
ハーレムを許す未亜なんて未亜じゃありませんよ!