シスコン兄とブラコン妹が正直になったら 4巻感想

 

 葉乃はるか先生の兄妹イチャラブコミック『シスコン兄とブラコン妹が正直になったら』ついに最終巻。

これまでにもピンチはあったものの、最終巻は友人バレ、両親バレと実兄妹ならではの怒涛の障壁が待ち構えています。そんな大きな壁からも逃げ出さず、覚悟を決めて友人たちに訴えかけ、両親に覚悟をみせて理解を得ていく過程をみせることでハッピーエンドにも納得がいきました。最後は兄妹2人での事実婚エンド……! 考えうる限り最高の終わり方だったと思います。

実兄妹でもあっさり周囲に受け入れられてしまう作品も多い中、真正面から血の繋がった兄妹の恋愛というテーマに向き合い最後まで描き切った先生の姿勢は素晴らしいです。一般作品でこれだけ兄妹恋愛に真剣な作品は珍しいですね。この名作を生みだした葉乃はるか先生に多大なる感謝を……!

また、ライバルの亜美ちゃんがほんと良い子で泣けましたね……。妹の恋愛上のライバルってあまり良い印象がないのですが、この子は別格。後書きで先生も触れていますが、見ていて不快なキャラクターがいないのもシスブラの良い所でした。

 

「シスブラ」本編はこれで終わりですが、なんと先生本人がこの兄妹の夫婦生活を描いてくれる同人誌が出るようです! これは買わねばね……!

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