光村 りお

作品:禁区に咲く花。〜淫徳の牝姉妹〜


兄が姉に片想いして振られ、そこに妹が告白してくるという作品。
後の『つくして!? Myシスターズ』と同じ構図ですね。
しかし、関係を持ってしまった兄妹に姉が介入して話がこじれます。
りおは兄の勤め先のスーパーまで押しかけてきて兄妹の修羅場が発生。
「兄妹だから」と言う兄ですが、姉を想ってる男が言っても説得力皆無です。
「俺の想いはりおと違って本物なんだ!」と必死に自分に言い聞かせていました。みじめな男です。
「2人してりおにダメだって言うけど……りおが邪魔だからなんでしょ!」
「そんなのイヤ! お姉ちゃんに兄ちゃん取られたくないもん!」

案の定りおは納得せず、その場を逃げ出してしまいます。
ここで選択肢が登場。「追いかけない」方を選択するとりおがキモウト化します。
とはいっても、姉を包丁で刺殺するだけですし、すぐに終わってしまうのでイマイチですね。
「兄ちゃんは、りおの物だもん……りおは、兄ちゃんの物だもん……」という
ジャイアニズムならぬキモウトイズム全開なセリフには惹かれますが、
既に類似のセリフを大物ギモウトの美羽が発しているので新しさはありませんでした。


りおについて特筆するところがあるとすれば、兄への呼称が「兄ちゃん」であることでしょうか。
他には凛子くらいしかいないはずなので、貴重ではあります。