そらいろ終了

「名前呼びされても嬉しくない。むしろ違和感を覚えるだろう」
「今でも『お兄ちゃん』と呼んでるけどそれでいい。俺と愛衣は『兄妹』で『恋人』なんだから」

うろ覚えですが、この辺りのセリフは素晴らしい。
義兄妹だからといって兄妹関係否定に走るような真似はしてほしくないですね。
確固たる血の絆がある実兄妹と違い、"兄妹と呼ぶにはあまりに希薄な"(原文ママ)血縁しかないから
「兄妹でなくなること」を、主人公は、そして愛衣はずっと恐れていた。
しかし、主人公たちは見事にそれを乗り越え『兄妹』『恋人』となった。文句のつけようのないハッピーエンドです。
私が物足りなさを感じているのは、骨の髄までキモウト萌えだからなんでしょうな。


もちろん、愛衣はここで扱うような妹ではないわけですが、
主人公がここ向けのセリフを言っていたので紹介しておきます。


人を好きになるってことは、綺麗で美しいことばかりじゃない。
独占欲や嫉妬心、性的な欲望……
それらは思いやりや親愛の心とは真逆のものだろう。
主人公(でも、そういう感情がなければ、
     それは人を好きになったと言えないんじゃないか?)


これは至言。
さあ、万国の妹たちよ、嫉妬せよ!