『ク・リトル・リトル』コンプしました。

ようやく『ク・リトル・リトル』攻略完了しました。
組み合わせはそれほど多くないので選択肢総当たりでどうにかできます。
キモウト感想はネタバレになるので反転しておきます。
世界設定が複雑なので事実誤認があるかもしれませんが、ご承知おきください。


主人公の妹・久世こいぬがキモウト
オーガストが家に押し掛けてきて、そのうえ雫まで居候になったためやきもきしています。
しかも、普段親しくしている幼馴染すら心の中では邪魔者扱い。
幼馴染が凌辱されてる様子をみて「ざまあ、ざまあ♪」と嘲笑う素敵な性格の持ち主です。
実は"恋(レン)"の種字をもつ触手姫で、途中で化け物と化し多くのルートでラスボス化することになります…が。
ぶっちゃけラスボスこいぬは見かけ倒しであまり強くありません。BALDR FORCEの憐とはえらい違いです。
こいぬの真の怖ろしさは、世界を壊してやり直す能力にあります。
他のヒロインとハッピーエンドを迎えても、こいぬが舌打ちして世界を壊すため事実上こいぬ以外のエンドはありません。
マブラヴオルタの純夏のような設定ですね。
何度も世界をリセットしてまでこいぬが求めるのは「兄と2人きりの世界」のみ。素晴らしいキモウトでした。


一方、兄の方は妹の気持ちに対してどう考えてるのか良く分かりません。
ラスボスと化した妹と対峙したときでも「化け物を倒して妹を取り戻す」というスタンスで、
こいぬの暴走から目を背けているように感じられます。
BALDR FORCEの主人公がリヴァイアサンも憐である事を認めたうえで戦うことを決断するのとは対照的です。
唯一のこいぬハッピーエンドでも昏睡状態のこいぬを主人公が犯すだけ。主人公はこいぬの気持ちとか全然考えていません。
この2人、兄妹なのに全然分かりあえてないんですよね。
むしろ他人であるオーガストの方が主人公との絆が強く感じられる。
キモウトものとしては申し分ないですが、兄妹ものとしてみるとそこらへんが不満です。